さやのオランダ留学記録

オランダ🇳🇱で社会学専攻の大学生をしています!その前はシンガポールのIBインターナショナルスクールにいました。ここではアムステルダムでの日常や考えをタラタラと書いていきます❤️

IB時代のお話。ダイイングメッセージ一通目

Hallo!

 

さやと申します。

 

 

今日は、もう二度と経験したくない 非常にいい経験だったIB(インターナショナルバカロレア、international baccalauréat)について話していこうと思います。

 

 

 

今、IBを取ろうと考えている親御さん、その子供、もうIBという長旅に片足突っ込んで戻れない一年目の生徒から、こんなのを読んでしまうぐらいに中毒になっているPTSD必至の二年目の生徒、そしてその親御さんまで、みんなに読んで欲しいです。

 

 

 

IBって、ぶっちゃけどうだった?私、僕、自分の子供はやるべきか?

 

 

 

元生徒目線でお話します。(IAやEE,CASやTOKなど、細かくは後の記事でお話したいと思います。)

 

 

 

(勿論、個人の主観も入りますし、学校によって違います。でも、今まで出会ってきた世界中のIB卒業生は口を揃えて同じ様なこと言っているので、参考になったらいいなと思います。)

 

 

 

まず、IBってぶっちゃけどうだったか?

 

 

 

最悪。ゲロ。IBやるぐらいならレゴの上でタップダンス踊る方がマシ。

 

 

 

 

 

 

…っていう程ではないと思います。正直、確かに得られるものはあります。

 

 

勉強のスキル以外にも、人間的に成長するし、考える方向も多方面に広げることができます。

卒業した後に「きっと、日本で一般の高校に通っていたら、こんな経験はできなかっただろう。」と思うでしょう。達成感もあるでしょう。

 

 

 

 

 

真面目にやってたらな!!!!IB公式が生徒に望んでることをちゃんとやったらな!!

 

 

 

そして真面目にやると高確率で身体と精神壊します。システムに慣れてないと特に。

 

 

 

正直、日本の教育システムに慣れている方、特に高校生にもうなっている状態でIBを始めるのは、かなり大変なことだと思います。勿論、不可能じゃないです。そんなの個人の努力次第ですから。

 

 

でもね、本当に違うんです。テストも、課題の形式も、学校が生徒に求めるものも、何から何まで。

 

 

 

IBに大切なのって、そのシステムに(どんな形であれ)適応できるか、そして如何に効率的に動けるかだと思います。

 

 

 

勿論、暗記系のテストもあるので、日本の教育システムは全否定しません。でも、エッセイ問題など、「自分で何かを始める。自分で何かをやり遂げる」ということに重点を置いているプログラムなので、点取り虫はもれなく死にます。テスト以外のことでもね。

 

 

 

親御さん。それと、なんとなーーーーーく親に勧められて、インターかっこいいやん!やってみようか〜ってふんわり考えてる生徒さん。

 

 

 

 

あなたが考えている大変さの無量大数倍IBって大変です。難しいんじゃないんです。大変です。

 

 

 

さっきも言った通り、得られるものは確かにありますし、海外の大学や日本の人気の大学に入る手段としてはいいものだと思います。

 

 

ただ、本当にその過程は大変で、その道のりは長く険しいです。適応できなければ本当に辛い毎日が待っています。

 

 

だから、考えている方は、該当の生徒が

 

  • ちょうどいい手の抜き方を知っているか(真面目すぎると潰れます)
  • 辛さを最低理解しようとし、生徒の自由を尊重する親がいるか(教科選択がありますが、親が選ぶの本当にどうかしてると思います。でもたくさんいる)
  • 適応能力があるか
  • 英語や、文化的にまだ学校やプログラムに慣れていない場合、適応することが可能な時間があるか(これが高校生が中学生でIBを始める子より大変な理由です)

 

など、慎重に考えてください。

 

 

私は、真面目な生徒な方でしたし、努力型でコツコツと自分の力だけで頑張ってこう!って意気込んで始めました。一見いい感じでしょ??

 

 

 

潰れました。

 

 

 

 

 

睡眠毎日3時間は当たり前。課題は週に3、4個。宿題じゃない。レポート書かされる。

勉強だけじゃない、ボランティア(CAS)や6教科内でのレポート(EE,IA)、外でのレポート(TOK)の締め切りが慢性的に追ってくる。

 

 

ストレスで、気付いたら泣いてるなんてこともざらにありました。

 

 

 

苦労自慢じゃないです。本当に辛かったです。楽しかったけど、継続的な辛さは感覚を麻痺させるぐらいに体を蝕んでいきました。

 

 

怖がらせてるんじゃないんです。でも、でも、夢を与えることだけはできません。

 

 

私は、IBは本当にとってよかった、と思ってます。これは本気です。でも、こんな2年間でした。

 

 

なので、伝えたい事は一つ。

 

 

いい事だけ、夢だけを見ずに、リスクを考えて下さい。それでも大丈夫だと思うのなら、頑張って下さい。

 

 

 

あ、子供をいじめるのが趣味の親御さんは同時に教育もできるんでさっさと放り込んだらいいと思います。

 

 

 

 

 

それでは今日はここまで。

 

 

コメントや、反応、一つ一つ読みますし、なんならスクリーンショットを撮ってその次一か月のホーム画面の壁紙にしちゃいたい。我こそは、という方は反応よろしくお願いします。質問とかも出来るだけ答えたいと思います!めちゃくちゃ丁寧に!